掛ふとん

羽毛ふとん

高品質の羽毛ふとんを、
お求めやすい価格でご提供。

羽毛ふとんは今や多くの方がお使いになる身近なおふとんですが、いざ購入を考えたときには価格もバラバラで何をどう比べて選べば良いのか、いまいちよくわかりません。
金澤屋で扱う羽毛ふとんは「通気の良い側生地」や「耐久性が高く、ニオイが少ない羽毛」、「使い勝手の良い仕立て」など様々な面から吟味した本当に心地よい製品です。そして高品質な製品を安定的にご提供できるよう様々な工夫を行っています。

特徴① 側生地

中身の羽毛原料が重視されがちですが、実は肌により近い「側生地」こそ大きなポイントです。軽さ、やわらかさ、しなやかさに加え、通気の良さも大切です。
人は絶えず目に見えない汗を発散しながら、その気化熱によって体温を調節しています。通気性の悪い化学繊維の生地ではおふとんの中の湿度が非常に上がってしまい、蒸れて暑さや不快感がつづきぐっすり眠ることに専念できません。
(身体にラップを巻いた状態を想像してみてください。すごく蒸れて不快ですよね)
吹き出しの懸念もあるため全ての方にふさわしいとは言えませんが、金澤屋では一般的な羽毛ふとんより通気が良く蒸れにくい生地もご用意しています。
また軽くてしなやかな生地は肌添いやあたたかさの伝わり方、身体への負担、おふとんとカバーとの馴染み方も変わってきます。日本の羽毛ふとんの側生地はサテンのような柔らかい生地が多く使われていますが、金澤屋ではヨーロッパで多く用いられている軽くて丈夫、さらに使い込むほどに柔らかくなるバチスト(平織り)の生地をオリジナル羽毛ふとんに採用しています。

特徴② 羽毛の品質

当然羽毛の品質で暖かさや耐久性が決まります。
羽毛は水鳥の心臓を守るために胸部に生えている毛で、成熟した鳥の羽毛はダウンボールが大きく、羽枝(うし・ファイバーの部分)も長いため繊維が壊れにくく軽くてとてもあたたか。耐久性も高くなります。
そしてその羽毛のクオリティを活かし、違いが出るのが「洗い方」です。羽毛の洗浄は羽毛同士をぶつけてお米を研ぐよう行います。こうすることで表面をツルツルに磨き上げ、製品にした後にホコリとなる部分を極限まで取り除きます。この工程ではとにかく羽枝を大きく広げることが重要ですが、湿度の高い場所では羽枝がうまく広がらずホコリやアカが取り切れません。湿度の低い乾燥した場所で丁寧に洗浄することが重要なのです。
金澤屋では徹底した洗浄による羽毛の品質管理を行っているメーカーさんより仕入れを行っています。

特徴③ 充填方法とキルティング

羽毛ふとんの一番多いお悩みは、“羽毛の吹き出し”と思いきや実は“羽毛の偏り”です。羽毛ふとんは側生地を縫う際に全てのマスを作りその後マスごとに羽毛を吹き込みます。そのためマスとマスの間には羽毛を吹き込むホース(ノズル)が通る出入口があり、そこから羽毛が移動して偏ってしまうのです。それを防ぐために出入口の縫製を工夫した複雑な縫製方法も取り入れています。
またマスの数でも使い心地が変わってきます。一般的な羽毛ふとんのシングルサイズのマスは、横が4マスの縦が5マスの計20マスが多いですが、金澤屋では縦横に1マスずつ増やし、横5マス縦6マスの計30マスの仕立てがほとんどです。マスは大きいほど同じ量の羽毛を入れてもボリュームが出てふっくらと温かそうに見えますが、使い勝手や肌添いの良さから、より身体に馴染む5×6マスをおすすめしています。1つひとつのマスが小さくなりますので、マス内での偏りも防ぐことができます。
お住まいの地域や住環境はもちろん、使う方によって『必要なあたたかさ』は異なります。最近では住環境の向上により、冬場でもそこまでのあたたかさを求めないという方もいらっしゃいます。
例えば同じ羽毛で0,8kgと1,2kgでは1,2㎏の方が厚みがある分暖かいですが、仕立ての方法によっては肩の部分に隙間ができやすくなり、隙間風が入り寒く感じることもあります。少し薄めの0,8㎏なら肌添いも良く適度な保湿性で年間を通して使える日数が長く、使い勝手も良いと考えます。もし真冬に寒ければ調湿性のある肌掛けふとんや毛布との併用で調節しやすくなるようなご提案もしています。

毛布は羽毛ふとんの上?下?

金澤屋では吸湿発散性の良い素材(ウール・絹・綿)の場合は、身体に近い羽毛ふとんの下に入れてお使いいただくことをオススメしております。
金澤屋は「寝具は眠るための道具」として、できるだけ多くの方に使い勝手の良い寝具をご提供していきたいと取り組んでおりますが、ここ数年で羽毛やウール、綿、木材などの自然素材は高騰の一途をたどっています。羽毛ふとんでは日本で織った生地を海外で縫製、日本国内にて吹き込み、という生産過程を取り入れたり、原料の羽毛は次期販売分を早期にメーカーより直接買取り、計画的に販売するなど、さまざまな工夫により品質は落とさずお求めやすい価格でご提供しています。

毛布

心地よいウール

厚手で起毛された毛の肌触りが心地よい毛布は寝具の中でも定番ですが、素材や織り方は様々で、とても奥深いおふとんです。
巷で見られる毛布はアクリル製の厚手で華やかな模様が入ったマイヤー毛布が多く、「毛布」という言葉からそのようなイメージを抱く方も多いかもしれませんが、金澤屋ではそのような毛布は取り扱っておりません。理由はアクリル毛布の蒸れやすさにあります。アクリルやポリエステルなどの石油由来の化学繊維は湿気を吸収する力が弱く、眠っている間にかく汗を十分に処理できません。ヒトは就寝中約コップ1杯の汗をかくと言われていますが、その汗を上手に処理できないと蒸れて不快なだけでなく、体温調節もしにくくなるため睡眠の質が下がってしまいます。
そのため毛布など身体の近くで使う寝具には、特に吸湿発散性の優れたウールなどの天然素材のものをご紹介しています。

ウール毛布の特徴

ウールは毛の構造により湿度を調節し、その過程で温度もコントロールするため暑さ・寒さの温度ストレスも感じないようにしてくれます。
ウール毛布はそんなウールの良さを十分に感じられる毛布です。お肌の敏感な方にはチクチク感じたり、物によっては毛玉や毛抜けが多いなどもありますが、爽やかな暖かさに包まれる心地よさはウール毛布の特権です。

ガーゼケット

夏に気持ちいいガーゼケット

「蒸し暑くて寝苦しい」「暑くて掛ふとんをはいでしまう」 など、湿度・温度が高い季節はなかなか寝付けなかったり、空調で身体を冷やしすぎてしまったりと、睡眠の質が悪くなってしまい、疲れがとれないなど、夏バテの原因につながります。
暑い季節におすすめのガーゼケットは薄い生地を複数層に重ねて作られているため、生地と生地の間に空気の層ができます。その空気層が余分な熱を放出し、熱がこもりにくく、さらに適度な温度を保つので、身体を冷やしすぎず寝冷えを防ぎます。
目の詰まっていない生地は通気性が抜群で、乾きも早いため汗をかいても蒸れにくく、さらっとした使い心地です。

染料について

多くの染料にさらされ、素材の持ち味が損なわれてしまわないために、金澤屋のガーゼケットは生成りのものが多く、染めてあってもとてもシンプルなものばかりです。
色や柄よりも素材そのものの心地よさや、肌触りを大切にしたいと考えています。

素材・肌触りで選ぶ

さっぱりとした肌触りのささ和紙や、やわらかく優しい肌触りの綿、使いはじめは張りがあり、段々と柔らかく育っていくリネンなど、それぞれの素材がもつ特徴と肌触りからお好みのタイプが選べます。

肌掛

肌掛とは?

薄手の掛ふとんのことで、秋春に1枚で使用したり冬には羽毛ふとんと合わせて使ったりできます。夏場にエアコンの効いた部屋で眠るときにも使えますので、環境によっては1年を通して活躍します。
中わたの素材も様々で、ダウンの入った〈ダウンケット〉や、羊毛や綿わた、ポリエステルなどの化学繊維のわたを用いたものもなど、様々なおふとんが存在します。金澤屋では就寝中にかく汗のことを考え、吸湿発散性に優れた素材をおすすめしています。

素材で選ぶ

ウール (獣毛)
ウールは哺乳動物が厳しい自然環境の中でその身を守るために皮膚を進化させた繊維です。
獣毛には毛の表面のキューティクル状の構造(スケール)で、湿度をコントロールする機能があります。このとき羊毛内に留められた水分が空気中に発散される際、気体になるためいわゆる「気化熱」として体表面の熱も一緒に下げる効果があります。
保温についても湿度コントロールの機能が深くかかわります。水蒸気などの水分が固体に触れる際、運動エネルギーが熱エネルギーに替わって生まれる熱を「湿潤熱」といいます。この仕組みで体から発散されるわずかな水分が毛に触れることで熱を生み、さらに熱を逃がさないよう独特の縮れ(クリンプ)による空気の層が断熱材となり、しっかりと保温をします。

ウール製品はこの機能を生かしておふとんの中の温度と湿度を常に心地よく保ってくれます。
植物由来のわた
植物由来のわたや繊維は、綿や麻などなじみ深いものがたくさんあります。
なかでも「綿」は我々の日常生活の中でも最も身近な植物繊維と言えます。綿花はもともとメキシコなど乾燥地帯が原産とされており、高い吸湿性(吸水性)と保水性を持ちます。ゆえに乾きが遅いのが難点とも言えます。冬の綿ふとんを何日も干さないでいるとずっしりと重く冷たくなるのはこのせいです。
近年目覚ましい発展を遂げる人工繊維の中には石油などを加工したものだけでなく、植物の繊維を特殊な方法で取出したり再生成したりして作られる、全く新しい繊維もあります。
「テンセル®」 はまさにその1つで、原料になるユーカリなどの木材パルプの不要物を薬剤で溶かし、残った繊維を糸にします。
使われる薬剤は再利用が可能のため、地球にやさしい繊維として注目されています。ホコリも出にくく、吸湿発散性も高いため気温や湿度の安定しない季節にもさわやかにお使いいただけます。
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