季節の商品 -5〜6月-

季節の商品 -5〜6月-

 

だんだん気温が上がり寝苦しい日もあれば、寒くて目が覚めてしまう日も・・・
特に梅雨に入ると気温だけでなくジメジメした湿気も気になります。
そんな時でも毎日気持ちよく眠るためのおふとん選びのポイントをご紹介します。

 

カギになるのは「素材選び」

ヒトは常に体から微量の水蒸気を放出し体温調節を行っています(不感蒸泄)。
この水分を上手に処理しないとおふとんの中に湿気が溜まり、不快なだけでなく体温の調節もしにくくなるので安らかな睡眠を妨げてしまいます。
湿度もコントロールしてくれる素材なら、不快感も感じにくく体温調節も上手にできるためぐっすりお休みいただけます。
吸湿発散性の良い素材として麻・ウール・テンセルなどが挙げられます。
麻は植物の茎を加工した繊維で、優れた吸湿性を持っています。綿よりも乾きが早く、汗をかいた肌に触れても張り付かないため、快適です。
ウールは羊やラクダなどの哺乳動物が自身の身体を守るために進化した繊維で、保温性だけでなく吸湿発散性においても優れた機能を発揮します。また丈夫なため敷きにも掛けにも活躍します。
テンセルはユーカリやブナなどの植物を一度溶かしてから作る再生繊維です。植物由来の吸湿発散性を持ち、滑らかな肌触りで心地よくお使いいただけます。

反対に蒸れやすい素材である化学繊維(ポリエステルやアクリルなど)はジメジメした不快感だけでなく、体温調節もしにくくなるので注意が必要です。
またダウンケットもこの時期に使いやすいおふとんですが、蒸れやすいためカバーに綿ガーゼやリネン素材を選ぶなど工夫をすると寝心地がアップします。

 

使いやすさNo.1
肌掛

薄くわたが入った掛ふとんです。中わたは羽毛やウール、ポリエステルなどおふとんによって様々で、厚みもいろいろです。
中間期には1枚で、真冬には厚い羽毛ふとんと合わせてお使いいただけるので、あると便利な1枚です。
身体に近いところで掛けるので蒸れにくく肌触りが良いものを選びましょう。またカバーにも吸湿発散性の良い素材を選ぶことでより蒸れにくく快適にお使いいただけます。

おすすめ

テンセル肌掛
吸湿発散性の高い素材を中わたに使用した滑らかな肌触りが特徴のケット

 

意外と寒い梅雨の日に
毛布

ウールやアクリルを起毛し、動物の毛並みのような心地よさを感じられる掛けふとんです。構造上空気の層をたくさん作れるため保温性に優れています。
本来はウールなど獣毛で作るものでしたが、今ではアクリルなど化学繊維製のものの方が一般的で手に入りやすくなっています。
肌掛同様に身体の近い場所で使うことが多いので、吸湿発散製の良い素材をおすすめします。

おすすめ

ウォッシャブルウール毛布
ふわふわの肌触りとさわやかな使い心地

 

蒸し暑い日や他のふとんと組み合わせて
ガーゼケット

ガーゼケットは薄いガーゼ生地を複数層に重ねた軽いケットです。織目の甘いガーゼは重ねても糸と糸、生地と生地の間に空気の層ができます。その空気の層が適温を保ちつつ通気の良さで余計な熱と湿気を逃すので、蒸し暑い時でも爽やかにお使いいただけます。タオルケットと用途は似ていますが、より薄手のため涼しく、洗濯の際にも重くならず早く乾きます。

おすすめ

リネン五重ガーゼケット
吸湿発散性抜群のリネン(麻)100%のガーゼケット。

悩みがちな季節の変わり目も、コツを知れば選びやすくなるかも知れません。
「どれを選べばいいのかわからない」「肌掛ってどう使うの?」などなど、もっとお知りになりたい方は金澤屋のHPで商品のチェックやお問い合わせフォームからご相談ください。
お電話でも承っております。